■競技の概要
・ヒートペンの丸頭リベットビットを使用して、５分間の制限時間で打てるリベットの
　数を競います。
・スタート前に３分間の調整時間あり。この間にテスト打ちしながらヒートペンの温度
　を微調整します。
・競技種目は、標準部門（０．８５ｍｍ）と精密部門（０．３ｍｍ）の２種類。
　※今回は会場の照明の明るさに不安があるため、精密部門は参考扱いとし、標準部門
　　のみの開催とします。
・競技に参加する場合は、前日（土曜日）のエントリーが必要です。
・競技会当日は混雑が予想されるため、なるべく各自の競技開始予定時刻の１０分程度
　前にお越しください。万一時間に遅れた場合も、時間調整して参加戴けます。
・競技開始時間は、１７日１０時の予定です。

■基本ルール
・マーカーの入ったベースの上にリベットを打ちます。
・リベットを打つ際は、必ずテフロンマットの上でビットにプラを充填してください。
　ベースの上に材料を置いて直接リベット打ちするのは反則となります。
・ビットを破損した場合は、失格となります。
・リベットの充填に使用する素材、ピンセット、ルーペは持ち込み可とします。
　※今回用意する素材は、ホビーベースの0.15mmプラシート（グレータイプ）を３枚
　　ヒートペンのスポット溶接で重ねたものです。通常の成形プラよりも１〜２段高め
　　の温度設定が最適です。

■採点基準（０．８５クラス）
　(1) 基礎点
　　　・リベット１つにつき１０点が基礎点としてカウントされる。
　(2) 形状不良による減点
　　　・特定の方向から見た時に半球形状を満たしていないと判る物・・・・−３点
　　　・どの方向から見ても半球形状を満たしていない物・・・・・・・・・−５点
　　　・明らかに大きさや高さが足りないと判る物・・・・・・・・・・・・−７点
　(3) 位置ずれによる減点
　　　・特定方向にマーカーがはみ出しているのが判る（0.1mm程度のずれ）・−１点
　　　・マーカーが0.2mm以上はみだしている物・・・・・・・・・・・・・・−２点
　　　・マーカーが直径の５０％以上はみ出している物・・・・・・・・・・−５点
　　　・マーカーから完全にずれているもの・・・・・・・・・・・・・・・−１０点
　　　　※２列のマーカーの上以外に打ったリベットは無効となる。
　(4) ベースダメージよる減点
　　　・ビットがベースに刺さった時に出来る溝と周囲の盛り上がりが目立つ・−１点
　(5) プラ屑付着よる減点
　　　・余った材料がリベットの周囲に壁を作っているのが判る物・・・・・・−１点
　　　・大きなプラ屑が付着している物・・・・・・・・・・・・・・・・・・−３点

■ワンポイントアドバイス
　(1) 0.85の場合は、１回では充填し切らない事が多いので、２回充填作業を行った方
　　　が良い。
　(2) ビットの周囲にプラ屑が付着した場合、ピンセットで取り除くのが基本であるが、
　　　ロスタイムになるので、ピンセットをなるべく使わなくて済むように、プラ屑は
　　　材料側にくっつけてしまうのが良い。
　(3) 失敗した場合は、失敗したリベット頭をそのまま残して次のリベットを打った方
　　　がスコアが上がる。
　(4) 材料はテフロンマットから浮くと充填作業が不安定になるので、材料をビットから
　　　離す際は、持ち上げずに横にずらすようにすると良い。特に0.3クラスでは重要。
　(5) 材料は使っているうちに毛羽立ってきて充填作業性が悪くなるので、競技中に
　　　おいては、新しい部分を使うようにすると良い（ハサミでカット等）。
　　　実使用時は、ウェルダービットで溶かして平板に戻してやるのがエコノミー。
　(6) ベースは卓上に置かず、手に持って作業した方が格段に精度が良い。

■表彰（１７日、１４時前後を予定）
・優勝（スコアトップ）・・・・・・副賞として5,000円相当の商品
・準優勝（スコア）・・・・・・・・副賞として2,000円相当の商品
・速いで賞（リベット数トップ）・・副賞として1,000円相当の商品
・奇麗で賞（減点率が最小。ただし、リベット１０個以上）・・同上